PR

じっちゃまyoutube動画【投資の基本】iDeCoとビットコインETF

じっちゃま米国株動画講義録 米国株投資
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

今日は2021年4月7日の動画

『マネーリテラシー基礎の基礎』
から、米国株を含めた投資・マネーリテラシーの基本的なことを学んでいきましょう。

『じっちゃま』こと広瀬孝雄さんは投資のプロ!
でも内容が難しすぎて『??』となってしまうことはありませんか?

このサイトではそういった難しい部分に補足的な解説を付け加え、
ご理解の一助になれば幸いです。

動画はこちらです。

目次

じっちゃまyoutube動画の要点

じっちゃま(広瀬さん)の動画は、最初に彼の視点を解説し、その後視聴者からの質問に答えるという形式をとっています。

今回の動画のポイント

今日の冒頭でのポイントは次の3つです。

・iDeCoをやりましょう
・iDeCoで買うならVTI(バンガードトータル株式市場指数ファンドETF)がじっちゃまおすすめ
・長期では年率8%くらいのリターンを見込める

それでは順番に見ていきましょう。

2019年に
『人生100年時代における資産形成』
というレポートを金融庁が公表しました。

『退職後には一人2000万円くらいの資産形成が必要』と指摘し、いわゆる

『老後2000万円問題』の契機となったレポートです。
↓リンクです。

https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market_wg/siryou/20190412/03.pdf

このレポートのポイントは以下にあります。

・日本の高齢者世帯の平均所得は欧米の先進国に比べてかなり低い
・日本の所得代替率(現役時代に比べた収入の比)は他の国に比べて低い
(日本57.7%・公的年金だけなら34.6% VS アメリカ 71.3%)
・日本の高齢者の資本所得(投資や貯蓄のリターン)の割合は低い
・日本の家計貯蓄率は低い(2.6% OECD平均4.8%、アメリカは6.9%)
日本は運用リターンによる金融資産額の伸びも小さく、効果的な資産形成が行われていません。
米国では、退職口座や投資信託を中心として、現役時代から資産形成を継続した結果
金融資産は20年間で8倍強に増加
一方の日本は貯蓄率が低下傾向かつ預貯金の割合が高いため、20年間で2倍程度の増加
にとどまり、効果的な資産形成が行われていません。

つまり
『日本人は運用方法が普通預金ばかりなので海外と差が開いている』
といえます。

普通預金の金利は微々たるもの。
アメリカなどでは株式による運用で効果的に資産を増やしています。
特に401などの退職金講座、個人年金での運用が積極的に行われているのが現状です。

iDeCoをやるべし

つみたてNISAとiDeCoを併用することで不慮の支出に対応しつつ生涯を通じた資産
形成が可能
複利効果を考えると早期からの利用が望ましい

と上記のレポートにも明言されています。

以上のような現状を踏まえ
じっちゃまのおすすめする順番としては
iDeco→つみたてNISA→個別銘柄
が良いでしょうとされています。

iDeco公式サイトはこちら↓
https://www.ideco-koushiki.jp/

iDeCoのおすすめ銘柄は?

次に、iDeCoでのおすすめの銘柄はズバリ
『VTI』
です。

VTIはCRSP US Total MarketIndexのパフォーマンスを追跡します。
アメリカの投資可能な株式市場のほぼ100%を占める、メガ、ラージ、スモール、マイクロの資本全体で約4,000の構成銘柄からなり、グロースとバリューの全体に分散しています。

その理由は
日本株に比べると米国株の方がリターンが高い

からです。

株は下がることもあるから不安・・・
貯金だったらマイナスにはならないから安全だと思うの・・・・

と思う方もいらっしゃいますよね。

それは本当にその通りで、
株式相場は上下動を繰り返すものです。

ただ、そのアップダウンを全部加味して平均しても

過去の平均的な米国株のリターンは年率10%はある

というお話をされています。
少なく見積もって8%程度としても

『20年、30年といった長期の運用を目指すのであれば短期的な上下動のリスクはあっても最終的にはプラスのリターンが見込める』

という話になります。
もし、証券会社でのVTIの取り扱いがない場合は
全世界などの分散型の銘柄を進めていらっしゃいました。

VTIの説明ページはこちら

VTI-Vanguard Total Stock Market ETF | Vanguard
Vanguard Total Stock Market ETF (VTI) - Find objective, share price, performance, expense ratio, holding, and risk detai...

定期預金を解約してVTIに投資すべき?

後半の質問コーナーでは
「定期預金○千万円を解約してVTIに投資するべきですか?」という質問がありました。
こちらに関しては、じっちゃまからの非常に愛のある回答だと思いました。
それは結局
『自分で考えろ』
ということでした。

定期預金は元本保証で、負けることはない(インフレによる影響は多少ありますが)。
株は確かに上下動はある、でも過去50年の歴史の中で、幾たびの危機を乗り越えてその平均リターンが10%。
『お金を育てるということをしていないのに、それでいいのか』
『今のこの金額で本当に安心できるのか』
と、鋭い言葉をおっしゃっています。

金融教育は自分で身につけるもの!

金融に対する知識・教育機会は
政府などに頼るのではなく、
自分自身での防衛のために身につけるもの、と話されていました。

最近は高校での投資教育なども導入されつつあるようですが、すべての教師がその役を十分に果たすことができるのか?といった疑問もあります。
制度も時代に合わせて変化するので、常に学び続ける姿勢は必要ですね。

ビットコインETFはアメリカで上場する?

ビットコインとそのETFについても分かりやすく解説されていました。

フィデリティビットコインETFの特徴

フィデリティが申請しているビットコインETFの特徴として

「出来高加重平均 VWAP:volume weighted average price」

を採用している点が挙げられます。
15秒という巾を持った時間間隔での価格設定を行うことで、価格変動のリスクを抑えた商品となっています。

ビットコイン(BTC)は目先で下がる?

ビットコイン・暗号資産は価格の変動が大きく、リスクが高い金融商品であるという前提で、
ビットコインETFが現在申請中であり、これが承認された場合は
価格がさらに上昇する可能性を指摘されています。

ビットコインETF承認の可能性については全く予測できません。
もし直近での価格上昇が承認を見越しての動きだった場合、
承認されなかったときの下落のリスクはとても大きくなる可能性もあります。
大半が吹き飛んでも構わない、という金額・姿勢で取り組むことを
当サイト管理人の立場としてはお勧めいたします。

ビットコイン以外の暗号資産は?

購入のポイントとして
『コインベースでの取り扱いがあるもの』
を挙げられていました。
数多くのあるとコインが存在する中で大手での取り扱いがある、流動性のあるものを選ぶことが一つの目安とされていました。

ただし、BTC以外のコインはリスクが高いこと、
市場規模を考えるとビットコイン以外の暗号にどのくらい資金が回るかということを考慮すると
王道のBTCに集中することを指摘されていました。

MARA,RIOT,MSTRなどのBTC関連銘柄は?

フィデリティのビットコインETFが上場となった場合の下落のリスクを指摘されていました。

質問タイム

その他、視聴者の皆さんからの質問にも回答されていました。

いくつか抜粋しますね。

新興国・中国への投資

新興国への株式投資は?

新興国投資は、成長率が高い一方でリスクもあることを覚悟しておく必要があると解説されていました。
個人的には、新興国は調子が良くて伸びるときは伸びるのですが、下落も大きく…
ポートフォリオ内でのバランス(○%以内に収める など)に気をつけるとよいかもしれませんね。

また、ETFの運用規模が大きいものの方が
ある程度の流動性もあるため
「売りたいときに売りやすい」
面もあるでしょう。
(流動性が低いと、売りたいときに非常に安値でなければ売れない、という事態になるリスクも高くなります)

新興国株が大きく売られる状況としては
・ドルが強い時
・アメリカの金利が上昇しているとき

を挙げられています。
じっちゃま的にはいずれも今後強い上昇が続くとは見ていないようではありますが、かといって新興国は安心であるともおっしゃってはいません。

新興国のREITは?

こちらもじっちゃま的には否定的な見解を述べられていました。

新興国リスクに関しては上述ですが、リート自体もおすすめはされていないようです。

REITは幅広い商品があります。
ショッピングモールなどの店舗や、マンション、オフィス、駐車場といったものから
アンテナタワーなどの商品もあります。
コロナ騒動で昨年店舗やオフィス系のREITは打撃を受けたように、
変動があります。
利回り・分配金の問題などもあるので、よく吟味されることをお勧めいたします。

米中関係の見通しは?

今に始まったことではないが、関係はよくはない、とした上で、それで今後のマーケットがどうなる、ということに関しては
『考えていない』
とのことです。

考えても仕方がないこと、不確定要素の多いことを考えることに時間を費やすよりも、
もっと大切なことに目を向ける、ということかもしれません。

ジュニアNISAでの中国銘柄(アリババ・テンセントは?)

現時点ではアリババ、テンセント等には逆風が吹いてはいるものの、いつかは落ち着くだろうとの一方で

ジュニアNISAでは長期を前提とした商品であることから、保守的なものをお勧めされていました。

株式投資全般に関して

売り・損切りの目安、基準は?

良い決算を出さなかったら即売り。
それ以外はホールド、だそうです。

ついホールドしたくなりますよね・・・

若いうちは株を!60歳過ぎたら債券を!

30代など、これから20年30年単位での運用を考えるのであれば株を中心とした運用をすすめられていました。
(下落しても回復が期待できるため)

一方、50歳、60歳を過ぎた場合は債権の比率を上げるように、ともおすすめされていました。
(債権の方が株よりもリスクは低く、リターンも低いためですね)

チャートの読み方

下値支持線、上値抵抗線の見方を身につけること。

そこからブレイクするのが旬な銘柄。

例として、FB(フェイスブック)やグーグルなど昨年9月から停滞モードだった銘柄は今上昇基調にあり、
一方でCRWD(クラウドストライク)やTWLO(トゥイリオ)などは今はお休みモードにあること。
相場にはconsolidation、休止期間がある一方、
休み=売りではないこと、決して悪いことではないとおっしゃっていました。

なかなか動かないと
『このまま下落したらどうしよう』
と心配になりますよね。
もちろん銘柄によってはそのまま下がって、戻ってこないものもあると思います。
そこはやはり、決算、売上の数字なのではないでしょうか。

子育てに関して

そして子育てについての質問も。

シュタイナー教育はいい?

以前挙げられていたドイツの『シュタイナー教育』についてですが、
特徴としては一人一人の個性を尊重した教育論です。
クラス編成も、一つのクラスに異なる年次の子供がいて、一人の教師が様々な教科を教える、
クラス全体が『家族』のような教育を行うという方法です。

メリットは人間性を尊重した関係になること
(いじめなどはおきにくい)
デメリットは教師の資質への依存度が高いこと(教師の能力・資質に左右される)
を挙げていらっしゃいました。
日本でもシュタイナー教育やモンテッソーリ教育が少しずつ知名度が上がっており、
これらの教育法を特色とした幼稚園なども増えてきていますが、教師によるところが大きいというのはまさに同感ですね。

自己肯定感を高めるための教育は?

自己肯定感を高めるための教育として
『普段からよく褒めること』
を挙げられていました。

また、しかり方の注意点として
(ついやりがちなことですが)
100点満点で80点だった時、なぜもう20点取れなかったのかということに焦点を当てて怒るのはダメ

→打たれ弱い貧弱な社会人を作ってしまう。
人生うまくいかないことなんてよくある
その時に自己肯定感が低いと頑張りが発揮できない人間になってしまう。

とおっしゃっていました。
本当に、気を付けていきたいですね。

まとめ

今回は2019年の金融庁のレポートと老後資金問題に関して
・どのように資産形成を目指していくか
・具体的にどのような金融商品を選択したらよいか
ということについてのじっちゃま(広瀬隆雄さん)の動画をもとにまとめました。

『日本人は先進国の中で資産運用の成績がよくない』という話は、普段あまり意識していなかったので意外でした。
バブルを経験した世代からは『株なんて危ない』という意見もいただきそうですが、
日本とアメリカの違いというものもあります。
日本株一本ではなく、幅広く世界に分散する金融商品という点も
リスク分散には効果がありそうですね。

また、ビットコイン関連や教育に至るまで幅広い質問に答えていただきました。

一部私なりに解説を付け加えた部分もありご理解の一助になれば幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました