今回からはアメリカの半導体関連企業について深堀をしていきたいと思います。
ACMRは直近の決算を受けて大幅上昇となった企業なので調べてみました。
利用したサイト
ヤフーファイナンス
https://www.sec.gov/
目次
ACMR ACM Research
概要
時価総額 ２B（2024/3/1終値）
PER ２９
配当なし
ヤフーファイナンスの企業概要のページからは
”ACM Research, Inc.は、世界中の統合チップの製造プロセスと収量を向上させるための単一ウェハー湿式クリーニング装置を開発、製造、販売しています。同社は、フラットおよびパターン化されたウェハー表面用のスペース交互位相シフト技術、タイムリーなエネルギー供給されたバブル振動技術、タホー技術、および先進的な金属めっき用の電気化学めっき技術を提供しています。ACM Research, Inc.は1998年に設立され、本社はカリフォルニア州フリーモントにあります。”
と言われてもピンときませんね。
売上の7割はウエハ洗浄装置からきています。
リスク
2023年の収益の45.5%は3つの企業からなり
SMICは16.7%、 SiEnは15.4%、CXMTが 13.4%とアジアへの依存度が高いです。
半導体製造装置は、半導体メーカーの設備投資によって業績が左右され、また必要に応じて追加投資も柔軟に行わなければならないので変動が激しいといえます。
また、中国本土で製品開発、製造、サポート、サービスの大部分を実施しており、韓国でも事業を行っています。現在中国は半導体関連の投資に力を入れていますが、規制などのリスクもあることは念頭に置く必要があるでしょう。
競合
主要な競合他社は、Lam Research Corporation、NAURA Technology Group Co.、Ltd.、Mujin Electronics Co.など、ウェーハ洗浄および電気めっき製品の企業があげられます。
また、SCREEN Holdings Co.やSEMES Co.、Tokyo Electron Ltd.、Kokusai Semiconductor Equipment Corporation、Lam Research Corporation、Applied Materials、Inc.、KINGSEMI Co.なども挙げられています。
まとめ
ACMR（ACM Research）という半導体製造関連企業について深堀をしました。
PERは20倍と、競合と比較すると割安ではありますが様々なリスクはあることは念頭に置いておいた方が良いですね。
※個別銘柄についての言及を行いましたが投資の推奨ではありません。
投資判断は自己責任にて行いましょう。
コメント