2021年、コロナからの経済活動再開に伴い、業績改善が期待される分野として
米国株の一般消費財銘柄を検索しました。
銘柄につきましては例として挙げたものであり推奨ではありません。
購入の際にはご自身での評価・判断をお願いいたします。
目次
経済活動など消費者に大きく依存している株式のカテゴリーです。
生活必需品ではなく、任意の(いわば余裕がある状態で)購入される商品やサービスのことです。
関連する業界としては
などが含まれます。
特徴としては、消費者向けの産業であり、
生活に必須の主食などとは異なり、厳密には「生存のために」必要な購入ではない
消費者の裁量によって購入・消費される商品です。
この産業はさらに
耐久消費財と非耐久消費財
の2つに分けられます。
耐久消費財とは:耐用年数の長い物理的な消費財(車両など)
非耐久性消費財とは:耐用年数が短いか、すぐに消費されるもの(衣類、一部の食品など)
また、銀行や製造業、素材関連も含まれます。
景気回復局面では消費者行動が活発になることで
小売業や旅行関連など消費が改善するのではと予想できます。
また、2020年はほとんど旅行ができなかった人や
打撃を受けた製造業が回復に向かうとの思惑もあり
改善が期待できる分野ではあります。
主なETFや銘柄を調べました。
(構成比の数字は2021年3月17日時点のものです)
一般消費財セクターSPDRファンド(XLY)は最大の一般消費財ETFで
米国の大型株から構成されるETFです。
主要な構成銘柄は
Amazon.com(約21%)
テスラ(約15%)
Home Depot(約8%)
その他マクドナルドやNIKE(ナイキ)、スターバックス、ブッキングホールディングスや
ターゲット
などが含まれます。
次に資産額の大きなETFはVCR:Vanguard Consumer Discretionary ETF
です。
こちらも構成銘柄は以下のような内容です。
AMZN(Amazon.com)やTSLA(Tesla)、ホームデポ(HD:Home Depot)、
ナイキ、マクドナルド…と、
テスラの構成比がXLYよりも若干低かったりと構成比は異なりますが
上位はXLYと同様の銘柄になっています。
小売業のETFです。
アパレルや自動車、コンピューターからデパート、ドラッグ小売、食品小売業者、雑貨、スーパーなどの小売業から構成されています。
大型から小型までの幅広い時価総額の銘柄に分散されています。
構成銘柄はレディットで有名になったゲームストップ(GameStop)が約11%の他
Magnite、シグネットジュエラーズリミテッド、
Designer Brands、メイシーズ
など日本人に住んでいるとあまりなじみのない銘柄も多く含まれています。
一般消費財セクターの概要と主なETF,銘柄についてまとめました。
(ポートフォリオの内容は変更になっている可能性があり、最新の情報は公式サイトにてご確認ください)
2021年の春~夏に向けて銘柄の動向を注目していきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。